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遺伝子治療-前立腺がんの治療

自殺遺伝子でがんを死滅させる

前立腺がんの遺伝子療法は、比較的新しいがんの治療法です。
この療法の一番の特徴は、単純ヘルペスウイルスチミジンキナーゼ遺伝子を使うことです。
単純ヘルペスウイルスチミジンキナーゼ遺伝子は、自殺遺伝子と呼ばれています。

この遺伝子ががん細胞の中に入ると、チミジンキナーゼという酵素を作り出すようになります。
その時、ガンシクロビルというプロドラッグを投入します(プロドラッグには、ある酵素のよって活性化され、毒性を持つという性質があります)。
がん細胞の中で、チミジンキナーゼにより、プロドラッグが活性化されるようになり、がん細胞が死滅します。

遺伝子治療のメリット

がん細胞が死滅した後には、前立腺全摘除術が行われます。この手術は、腹腔鏡下手術を用いる場合もあります。日本では、21世紀になってから行われるようになりました。
この療法の安全性とがんに対する効果は証明されていて、アメリカでは、1990年代から行われていました。

この療法の最大のメリットは、がん細胞だけをピンポイントで死滅させることができる点です。
前立腺がんの他の療法のように、まわりの組織を傷めることはありません。さらに、前立腺がんの転移が見られる場合でも、遺伝子療法はその効果を発揮します。

臨床段階の治療法

遺伝子療法は、始まったばかりです。そのため、前立腺がんの他の治療法のように、選択して受けるのは現時点では難しいのですが、有効性を確認するテストが始まっており、今のところ、問題は起きていません。
将来的には、実用化され、多くの人がこの療法を受けられるようになる可能性が高いと言えるでしょう。

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